先日、山種美術館で開催中の展覧会「琳派から日本画へ-和歌のこころ・絵のこころ-」へ。

久しぶりの山種美術館でしたが、予定が押していて、1時間も滞在できず…。

展覧会は、
掛軸や屏風の作品が多く、
展示ケースに統一感があるため、
同じ視点で作品と対峙することができる。
ただ、展示ケースのガラスが反射してしまうのが残念でした。

今回の目的は、
わたしの学生時代の研究と絡んでいた、
酒井抱一の《秋草鶉図》を拝見することでした。
この作品は、重要美術品として指定されており、ここ近年では、2-3年に一度出品されていると記憶していますが、展示期間が短いので、拝見したことがない方も多いかもしれませんね。
作品と対峙して、
・コンパクトの世界に、鑑賞する側を誘導するようにモチーフを配置している
・飛んでいる鶉の羽根の内側まで精緻に描いている
・鶉の名手として有名な土佐光起と筆致は似ているが、酒井抱一の作品には秋草と鶉がお互いに遊んでいるようなドキドキ感がある
などを感じました。
土佐光起の鶉の作品と展示するとどういう風に見えるのかな。

展覧会のあとは、1階のカフェで和菓子とサイダーをいただきました♡
幸せー。
和菓子教室に通っているので、美味しい和菓子に出会うと、どうやったら作れるのかを考えてしまいます。
山種美術館にお邪魔すると、必ず和菓子を食べたくなる。
次回お邪魔するときを楽しみしてます!
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# by shijimi0522 | 2013-03-11 00:14
2013年1月から、山下先生の3か月連続月イチ講座「円山応挙」@中日文化センターを受講しております。

なぜ、円山応挙…?
そうです、3月1日から愛知県美術館で開催する展覧会「円山応挙展」があるのです。
展覧会の公式サイトはこちら
出品作品リストはこちら
山下先生は、この展覧会の企画協力として携わっておられます。

現在までに連続講座の2回分は終了し、
残り1回となりました。

すっかりブログに書くのを忘れていましたので、
メモ程度になってしまいますが、
第一回の連続講座(2013.1.19)のことについて書くことができたらいいなと思います。

★☆

第一回の連続講座(2013.1.19)の内容のごく一部

円山応挙
・応挙は本当に素晴らしい実力者
・応挙に対する盛り上がりは今ひとつ
・応挙を知るには大乗寺を訪ねてほしい
・応挙は、図面をみただけで、頭にイメージでき、描くことができる

大乗寺
・通称「応挙寺」
・初めて大乗寺に行ったのは20歳そこそこ。もう10回ぐらい訪ねている
・応挙の銅像あり
・障壁画の配置が江戸時代のものがそのまま

長沢蘆雪
・応挙の弟子
・応挙にはない躍動感
・魚印の落款
・筆さばきが応挙よりもはやい

応挙と若冲
・応挙→謙虚さ
・若冲→仏にみせるために描いている。人間界こえている。
・応挙は若冲より後に生まれ、先に死んでいる

江戸時代 18世紀京都
・日本絵画史のピークだとおもう

若冲
・フラットだけど緻密

★☆

わたしは、学生時代、日本美術の授業で、円山応挙のことを学びましたが、
それはどれも「写生」で片付けられていました。
その当時のわたしは、「応挙を語る上で写生以外の言葉ないの??」と怒り心頭だった記憶があります。自分自身では、「写生」以外の言葉をみつけることができなかったです。
今回の第一回の連続講座で、山下先生の、
「これまで、応挙=写生というくくりで語られることが多かったですが、応挙を「写生」の一語で語り尽くすことができない」という言葉に、ぐっときました。なんだかぽかぽかした気持ちになりました。

また、山下先生の、
「応挙の作品がなぜ1点だけ国宝なのかがわからない」という言葉に、もっと国宝の作品があるイメージだったので驚きました。なぜなのだろう。

今回の展覧会で、
応挙の新たな一面と、
作品と対峙する楽しさと、
愛知県内で日本美術の展覧会を開催できる喜びを
感じながら、多くの方に足を運んでほしいなと思います。

では、第二回の連続講座はそのうち…たぶん。
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# by shijimi0522 | 2013-02-28 00:46
ご無沙汰しております。

先日、国立国会図書館関西館へ行ってきました。

目的は、
・現在開催中の展示を拝見すること
・文献調査のため
でした。

今回ブログでは、国立国会図書館の展示について、書きたいと思います。

☆★

国立国会図書館は、東京(本館、国際子ども図書館)や京都(関西館)にあり、
それぞれ、年に3-4回は展示を開催してます。
国立国会図書館へ足を運んだことがあっても、
展示の存在を知らない方は多いかもしれませんね。
過去の展示はこちら
国立国会図書館の展示は、展示名はありきたりでも、マニアックで貴重な展示物がさりげなく出品されていることが多く、展示解説やポスターに力を入れているので、展示をみた人もみれなかった人も、展示のWEBページはチェックしてほしいです。ポスターや展示資料解説がダウンロードできます。美術館の展覧会出品リストも、このくらい見やすくて、わくわくする感じだとうれしいのになぁと、いつも思います。

☆★

現在、国立国会図書館関西館では、
第13回小展示として、
「花ひらく少女歌劇の世界」展を開催中です。
WEBサイトはこちら

拝見する前の印象として、
今回の展示内容が、わたしにとって馴染みのない、興味をもったこともなかったので、
どう対峙したらいいのかわからないと思っていました。
ポスターのビビッドさから、展示を担当した図書館員の想いを強く感じたので、少しでもなにか感じ取れたらいいなと思い、関西館へ足を運びました。

・キャプションのデザインがかわいい
・ただ展示物をみて、終わりではなくて、国立国会図書館が力を入れているデジタル化につなげようとしている。キャプションのところに「デジタル化」というマークがあり、原本の内容をもっとみたいと思ったら、館内でその資料のデジタル化されたものをみるor自宅でインターネットでみることができるように流れが出来ている。
・図書館で展示をみることに慣れていない人にとっては、どう対峙すればいいのか迷う内容なので、もう少し解説パネルとか目印とかあると面白くなるのかな
・展示を担当した図書館員に直接お会いしたい!なぜこの展示を企画したのか…
など、さまざまなことを思いました。

興味のなかったわたしでしたが、
気になる展示物があり、
帰宅したら、早速インターネットで調べていました。

展示資料解説のリーフレットが、展示のところに置いてあり、自由に持ち帰れるので、
展示会場で、気になる展示物をリーフレットに書き込む→家でインターネットで調べる
というのができるので、うれしいですよね。

こういう展示が増えるといいな。
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# by shijimi0522 | 2013-02-28 00:01
わたしがこどものときから通っている御園座。

御園座が経営危機だということは、数年前からこの地域では知らない人がいないくらい有名でした。わたしたちにできることは限られているけど、いつもよりもっと足運ぶことでなにか変わるのではないかと思った方もいたはず。

そんな中、先日、新聞インターネットニュース大きく報じられました「演劇界の宝 散逸か 老舗劇場「御園座」、図書館閉鎖へ」 を見て、さらに衝撃が。

「御園座に図書館あったの??」

御園座としては、演劇を行なう場としてだけではなく、御園座で行なった演目台本や演劇関係の資料を収集し、それをオープン提供することで、もっと多くの人に演劇に興味をもってもらいたいということから、図書館を開いたと思う。
しかし、御園座に図書館があることは、友の会の人や、研究者ではない限り、ほとんど知らないのではないだろうか。
わたしにとって、このニュースは信じられないくらい衝撃で、
なぜ一般の方々に知られていなかったのか、
なぜ多くの人に活用されなかったのか、
なぜ自分が知らなかったのか、
など疑問がいっぱい残り、閉館してしまうことに悲しさを感じました。

このまま、閉館しちゃうのは嫌!!と思い、先日行って来ました。

☆★

御園座の地下2階、エレベーターを降りて、薄暗い通路を抜けたところに図書館があります。
図書館の広さは、企業図書館より小さいぐらい、30畳ぐらいかな。

☆紙の目録カード
紙の目録カードが入っているケースがいくか置いてありました。
中の目録カードをみてみると、どれも歴史を感じさせます。
このカードを分析してみると、面白いかもしれない。

☆雑誌ラック
雑誌のラックは、少し角度をつけて収納するようになっています。
表紙で判断できないし、規格外の雑誌を収納するのは無理だろうな。

☆図書分類
図書分類は「演劇図書」と「一般図書」があります。

☆「一般図書」
一般図書が充実している。
芸術でいうと、日本美術が多く、浮世絵や歌舞伎、絵巻物に関するものが多い。愛知県内だと、名古屋大学に行けば、ギリギリあるような芸術関係の本もあるので、愛知県内の人で芸術関係、特に演劇を題材にした作品に関する図書を探しているなら、おすすめしたい。

☆「演劇図書」
T0 演劇総記
T1

D0 戯曲総記
D1

F0 小説総記
F1

M0 邦楽総記
M1

というように。

☆★

せっかく、図書館に足を運んだので、御園座演劇図書館の歴史を調べました。

「御園座演劇図書館ーその誕生と足跡」『御園座百年史』平成11年 御園座 P659-668によると、
昭和43年12月 演劇資料室の設立準備委員会の発足
昭和44年1月13日 専任者5人を決定した上、金城学院大学・藤野義雄教授を顧問に迎え、階に仮事務所を設置して業務を開始
昭和48年8月 再建10周年を記念して名称を「御園座演劇図書室」と変更し、一般にも公開
昭和51年1月 創立80周年を迎えて、「御園座演劇図書館」と改称
昭和54年5月1日 藤野義雄顧問図書館長に就任

とあります。藤野義雄先生が、御園座図書館に与えた影響は大きく、御園座演劇図書館が発行している『演劇』には、頻繁に藤野先生の文章が掲載されています。これから時間をかけて、藤野先生のことを調べてみたいと思います。

また、御園座演劇図書館では、友の会のみなさまに対してだと思いますが、ニュースレターを発行していたようです。『演劇図書館通信』というもの。
内容は、
・最新情報
・百年前の御園座は
・ブックス
などとあり、この『演劇図書館通信』は、隔月発行で、4ページという短いものですが、内容をみると、「百年前の御園座は」というものは大変興味深く、この図書館ならではの内容だと思います。

☆★

この図書館が閉館した後のことはまだ未定だと思いますが、
実際に足を運んで感じたことがいくつかある。
御園座演劇図書館なりに、愛知のシンボルである御園座として、演劇専門の図書館として、図書館としての役割を担い、演劇に関することを発信してきたと思う。
しかし、一般市民にはその想いは届かず、友の会の方々と、演劇の研究者、御園座に関わる関係者にか役割や魅力が伝わっていなかったのではないだろうか。
御園座を利用する人々に、演劇を観劇するだけではなくて、演劇の台本やそれにまつわる歴史、演劇の題材になった資料について関心をもってもらうまでにはいかなかったのかな。
図書館として、本当の意味での役割は果たせていたのだろうか。
一般市民のみなさまに愛されていたり、想いが伝わっていたり、利用する人がある程度いたら、今回のニュースが出たときにもっといろんな方々が動いているはずである。わたしが知らないだけで、動いているのかな?
図書館としての規模はほんとうに小さいけれど、ここには貴重な図書と歴史がつまっている。
この図書館が所蔵している資料を散逸してしまうことは絶対避けたい。

今は、こういう言葉しか見つからないけれど、これから御園座演劇図書館についてしっかりと調査をしていきたいと思う。
このまま閉館してしまうのは、あまりにも寂しいから。
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# by shijimi0522 | 2013-01-23 23:02
今年一年、大変お世話になりました。
ありがとうございます。

わたしにとってこの1年間は、
今まで生きてきて、
一番不安で、
一番いろんな世代のみなさまにお会い出来て、
一番「普通」を実感して、
一番泣いて、
一番「一日」を大切にして、
一番「愛知」について考えて、来年に行動に移すために努力して、
一番同世代の友人の存在に感謝して、
一番日本語の文献を読む一年で、
などを感じた1年でした。

1年間かかげてきた目標は全て叶えることはできなかったので、
2013年はもっともっとがんばっていきたいと思います。

2013年は、
仲良しさんとプロジェクトが待っていたり、
2012年最後に出会った友人と目標に向かってがんばっていったり、
研究会で発表したい!!と思っていたり、
東京や関西に一日でも多く行きたいと思ったり、
楽しいことばかり!!!

来年も、みなさまに迷惑かけてしまうかもしれませんが、
どうぞよろしくお願いいたします。

2012年、ありがとうございました!!
感謝。
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# by shijimi0522 | 2012-12-31 23:23
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