【山下裕二】【円山応挙】連続講座第三回 円山応挙@中日文化センター

山下先生の連続講座第三回が先日終了しました。

月イチで三ヶ月連続の講座で、たいへん短く感じましたが、
この名古屋に山下先生がいらして下さり、
日本美術(江戸絵画)についてレクチャーしてくださって、
嬉しかったです。

東京に居たときは、
二ヶ月に一度くらいのペースで山下先生の講演会にお邪魔できていたけれど、
こっちに来てからは日本美術が東京より定着していないし、
西洋美術中心なので「くー(涙)」となっていました。

山下先生が本展に携わり、こうして連続講座をもっていただけたことは、
この地で日本美術が広まるきっかけになったと思います。
また、今回連続講座に参加して、
日本美術をこんなに愛してくださっている方がいらっしゃるのだと実感しました。

★☆

第三回目で、最終回となる今回の連続講座では、
・円山応挙展に出品している作品分析
・江戸絵画における円山応挙の立ち位置
・今後の展望
を中心にお話しをされていました。

このブログでは、「円山応挙展」@愛知県美術館のものだけピックアップします。

●会場のこと

会場は暗めになっている。一点一点浮きだつようにライティングしている

●円山応挙

・写生
・デザイン的
・中国絵画の洗礼を取り込んでいる
・注文制作に真摯に取り組んだ
・プロフェッショナルとしての技量をつきつめた

●作品

《雨竹風竹図屏風》@圓光寺
・今後展示されることはないぐらいのものだからぜひ見てほしい

《雪松図屏風》@滋賀県立近代美術館
・屏風自体が発光しているようにみえる
・今までこの作品をみてきて、今回の展示で一番よく見えた(展示の仕方がよかったという意味で)

《白狐図》@個人蔵
・今回の展示の中で一番欲しい作品かもしれない
・眼のところに金
・狐自体が妖気漂う女性みたいな
・個人蔵で今回展覧会に初出品

《三美人図》@徳願寺
・眼の描き方写楽そっくり
・この顔のパーツは写楽の匂いがする

《富士三保図屏風》@千葉市美術館
・挑戦的
・実験的
・富士山は型にはまっている

《郭子儀図襖》@大乗寺
・ここ描かれている筆をもった子供は、円山応挙の肖像画似ている。絵の中に自分を入れていた。子供の風貌が円山応挙っぽい

●落款

「洛陽」「平安」落款
・地方から依頼されたことを示す

★☆

第二回と今回で、
わたしの専門分野の1つである東洋美術、その中でも中国美術と円山応挙の比較についてのお話しがありました。たいへん勉強になりました。

もっともっと時間があればいいのに。
質問したいことあるのに。
というくらい充実した全三回でした。
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by shijimi0522 | 2013-03-19 10:15
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